『疑念や不信 払拭を』 オバマ大統領 インドネシア演説

【バンコク=古田秀陽】世界最大の二億人余りのイスラム教徒を擁するインドネシアを訪問したオバマ米大統領は十日、ジャカルタ近郊の大学で演説し、イスラム世界と米国の関係改善に向け双方が疑念や不信を払拭(ふっしょく)することに努力するよう呼び掛けた。また「テロとの戦い」で、インドネシアの連携をあらためて求めた。AP通信などが伝えた。

 大統領は米国とイスラム世界の関係について「一度の演説で、長年の不信感をぬぐい去ることはできない」としながらも、宗教の違いなど相違点を受け入れ、関係発展に向け進むよう促した。

 さらに大統領は「米国はイスラム世界と戦争はしていないし、今後も決して戦うつもりはない」と強調。「われわれは(国際テロ組織)アルカイダとその一派を打倒しなければならない。これは米国だけの仕事ではない」と協力を要請した。

 幼少期の四年間をジャカルタで過ごした大統領。「インドネシアは私の一部」とし、多数の宗教、民族、言語が共存するインドネシアで育った四年があったからこそ「他者を尊重することを学んだ」と語った。「多様性の共存」は「世界の模範」とも述べ、宗教や民族に対する「寛容」の重要性を訴えた。

 大統領は十日、演説前に東南アジア最大のイスティクラル・モスク(イスラム教礼拝所)を訪れ、関係改善に向けた意欲をアピールした。演説後、ジャワ島中部ムラピ山の噴火にともなう火山灰の影響もあり、滞在時間を短縮してインドネシアを出発、二十カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)が開かれるソウルに到着した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010111102000030.html

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