安倍政治の本質とブレイクスルーの方策 (1)この国のかたち 米・官・業・政・電による日本支配

1 この国のかたち 米・官・業・政・電による日本支配(#6.07-#27.07)

心 から尊敬申し上げている鳩山先生の世界友愛フォーラムで講演させていただけることを光栄に感じております。2009年に鳩山政権が誕生して私も応援してお りましたし希望を持っておりましたけれども、その政権がいろいろな力で、つぶされてしまって3年以上の時間がたちましたけれども、政権が変わって見るも無 残な状態になっているのが日本の現状ではないかと思います。

今日は「安倍政治の本質とブレイクスルーの方策」というタイトルで話をさせていただきます。

今 日の話の内容ですけれども、最初に「この国のかたちー米・官・業・政・電による日本支配」ということからお話しします。(このテーマは)実は2010年に 本にしておりますが、その内容に触れたいと思います。そして次に「暴走する安倍政治」ということで、1つは立憲主義の破壊・日本国憲法の破壊という問題が あります。そして、昨年9月15日に戦争法、安保法制とも呼ばれていますが、その法律が制定された、そして原発の推進が進んでおります。3つ目にアベノミ クスという言葉がもてはやされてきましたけれども、その正体はどういうものなのか、そして今後の経済政策運営について触れたいと思います。

そ してもう1つ大きな経済問題として、TPPというものがあります。成長戦略というものを安倍政権は掲げていますが、それはいったい何を意味しているのか。 そして「鳩山政権殲滅工作」と書いてありますけれども、2009年に誕生した政権は、いかなる背景でつぶされることになったのか、そういう経過をふまえ て、「ブレイクスルーの方策」ということで、資本主義と民主主義という言葉を掲げてありますが、この2つは相いれない対立するものだということにも触れた いと思います。

まず最初に、「この国のかたち」というテーマで、2010年に「日本の独立」という本を出版いたしました。米・官・業・利権複合体ということをここで触れていますので、時間がありましたらお手に取っていただければと思います。

こ こでまとめましたことは、日 本を支配する構造ということで、米・官・業・政・電・・・悪徳ペンタゴンという言葉を使うこともありますが、アメリカ・官僚機構・大資本、そしてそれとつ ながる利権的な政治勢力、さらに「電」というのは、マスメディア、電波産業ということであります。

3 次元で考えると、5角形というよりピラミッドの構造だと考えております。つまり上にアメリカがあり、アメリカが支配する日本、アメリカと一言で言ってもア メリカ人が支配しているということではなく、アメリカを支配している1パーセントの勢力、巨大資本が日本を支配する・・・その支配の一翼を担っているのが 官僚機構、そして利権的な政治勢力と電波産業という構造であります。米・官・業、それが日本を支配するトライアングルなのだと思いますが、その手先として 利権的な政治勢力とマスメディア、電波産業が位置づけられる。

塩野 七生という方がルネサンスとは何であったのかと いう本を書かれていますが、一言でいうと「ルネサンスとはすべてを疑うこと」と言われております。暗黒の中世からルネサンスを経て近世・近代につながるわ けですが、すべての物事を自分の目で見る、自分の頭で考える、それがルネサンス、それが今、日本に求められていることだと思います。私たちは自分で考えて いるように思っておりますが、多くはメディアに与えられた情報にコントロールされている。「**についてこう思う」と思っていても、それは自分で考えたも のではなく多くは刷り込まれたものであることが多いので、自分の目で見て自分の頭で確かめるということが重要だと思います。

アメリカによる日本支配は敗戦と同時に始まったわけですが、私はGHQによる日本占領の歴史は2つの時代に分けて考えるべきだと思います。

1945 年から1947年、そして47年以降。当初の占領政策は、理想主義に傾く徹底的な民主化・・・財閥解体とか農地解放、労働組合の結成、教育の民主化などド ラスティックな民主化が進んだと思います。ところがGHQによる民主化は2年間で終わって47年以降は大転換していきます。逆コースと呼ばれるものです が、ここから民主化は非民主化に変わった。アメリカの占領政策は日本を反共の防波堤とする政策に変わり、そこから日本に対する統制が強まり、その日本統治 の役割を担ったのが吉田茂という首相だった。GHQによる統治がG2に統治の中心が移り、それによってアメリカが日本を支配して民主化が非民主化に変わっ ていきます。そのアメリカによる支配に物を言う人物は徹底的な攻撃を受けてきた。鳩山先生のお祖父さんである鳩山一郎元首相、石橋湛山、田中角栄、そして 2009年に政権が攻撃を受けた鳩山先生・・そして小沢先生もその流れに入ってくると思います。

次に官僚による支配の構造ですが、これも歴史が非常に古いわけで、明治の太政官制は奈良時代よりも前に始まります。1400年以上の歴史を持ったもので、この官僚制を壊すことは並大抵ではありません。

戦後のGHQ占領も戦前の支配者としての官僚機構を温 存してしまった。それが現在も続いていることの象徴が、この天下りということになります。明治の歴史を調べてみると、明治6年政変が転換点になっていて、 人権、民権を重視した江藤新平に対して国家の権力、国権ということを重視した大久保利光、この戦いが明治6年政変の基本で、明治維新の裏側には国際金融資 本の意図があったということも言えると思います。

3番目に「業による支配」、大資本による支配ということですが、この支配を支えているのが企業献金というものだと思います。

政治は金の力で動くということですが、1970年の最高裁判決で企業献金を合憲としてしまった影響が今も続いているわけです。「業による支配」をやめさせるためには企業献金の全面禁止が必要になり、2009年鳩山政権でそれを公約に掲げて、つぶされているわけです。

そ して「電による支配」ということですが、正力松太郎さんは戦犯釈放になっているわけですが、中心になって読売グループを作り、彼にはCIAのコードネーム があった。CIAや検察と濃厚な関係を持つ読売グループということになります。私たちにとってのメディアの中心はNHKで、その信頼は高いのですが結局、 組織を支配するツールは人事権とお金であり、NHKの人事権は内閣総理大臣が握っています。それを乱用するかしないかは総理によりますが、安倍総理は乱用 するタイプで、現実は「安倍様のNHK」になってしまっているわけです。吉田政権の逆コースで、NHKを支配下に置く電波3法が制定されていったというこ とだと思います。

GHQ・GSからG2に占領統治の中心が移って、吉田政権のアメリカと共謀した逆 コース路線下で怪事件が発生した。巣鴨刑務所を釈放された岸信介に恩師は、「名誉を重んじるのなら自決しなさい」という意味の歌を送ったが、岸は「名誉よ りも私は生き残るんだ。(その大義名分として戦争の正しさを語り残したい)」とこたえた。結局は、助命と引き換えに何を渡したかが問題になってくるわけで す。

次に、孫崎享先生が戦後史の正体でに明らかにされていますが、中国との尖閣諸島の問題、韓国との間の竹島の問題、そしてロシアとの間の北方領土の問題、これは一言で言うと、アメリカが日本と隣国が仲良くならないように仕組んだ罠だと言えます。

北 方領土の問題にしても、ポツダム宣言の流れからすれば4島の占有権はないわけです。鳩山一郎先生がソ連との国交を回復して、2島返還で平和条約締結の寸前 までいくわけですが、ダレス国務長官が、「もし2島を返還するなら沖縄は永遠に返さない」という恫喝を加えて止めたわけです。このよように、いろいろな形 でアメリカは日本を支配する仕組みを作ってきていると言えます。

そ の中で、沖縄は過大な負担を押し付けられて悲惨な事件が起き続けているわけですが、ポツダム宣言の中でも日本が独立した後は占領軍撤退ということが定めら れていますし、サンフランシスコ講和条約第6条もそう定めています。しかし、但し書きがあって、何か協定が結ばれた場合にはその限りではないとされている わけです。

そ れが日米安保条約で、地位協定も同時に決められるわけですけれども、サンフランシスコ講和条約の第3条で「沖縄を含む南西諸島を切り離す」とあり、沖縄を 切り離すことを条件として日本は1952年4月28日に独立を回復した。安倍さんは4月28日を主権回復の記念日にしようとしましたが、沖縄からすれば屈 辱の日となるわけです。

戦争についてですが、私は「戦争は必要によって創作されている」と考えています。世界最大の産業はアメリカの軍事産業、軍産複合体であります。

ア メリカの軍事産業の予算は60兆円、原発は大きすぎて壊せないと言いますが、こちらは大体2兆円です。60兆円の中には人件費も入っていて、ハードウエア の武器弾薬関係は22兆から25兆ということになります。それでも世界最大の巨大産業と言ってよいと思います。この産業が存続し続けるためには、戦争が必 要になります。だから「戦争は必然によって起きる」のではなく「(アメリカの)必要によって創作される」。かつては冷戦があったために戦争がひんぱんに起 こされましたが、冷戦がなくなった後考え出されたのが、「テロとの戦い」だったのです。9・11同時多発テロは、さまざまな事実関係を見ると、疑わしい部 分が非常に多いわけです。したがって9・11事件も人為的に創作された疑いが強いわけです。

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