お時間のある時に読んで頂けたら幸いです。

以前に思った事を書き留めておいたものです。

 

あと200頭で絶滅

というサイの死を告げる写真を先日 目にしました。

もう何度も そういう記事を目にしました。

以前は冬になると 

狐さん達は 

えさを求めて この辺へも 時折顔を出しました。

ドングリ拾いに来ていた リスさんも、

庭のポットの土の中に ドングリを沢山隠しておいた りすさんも

いつの間にか 見かけなくなりました。

 

「お母さん!お母さん!家の前牛がいっぱい歩いてるよ!」

柵が壊れて 牛が通りの方迄でてきてしまったり、

「ねえ、羊さん見た!子供が生まれたよ!」

前の日に見たおなかの大きい羊さんが、

翌日にはもう子供達と一緒にいたり

昔 学校の行き帰りに見た息子は もう二十歳をすぎました。

 

今は牛さんや羊さんたちの代わりに、

ポルシェやフェラーリが家の前を通ります。

税金が安い所なので 

自然は切り売りされてしまいました。

 

昨年は 野生の 鹿の親子が 

家の近く迄おりてきましたが 

えさを求めて人家の近く迄 

来た事を懸念しておりました。

今年は、、、。

彼等の通り道であった小さな森には

もうすぐ家が建つようです。

 

動物たちの事を考えると

私がこちらにきてからでさえ

私が気ずくほどの 変化があるのです。 

これだけ 自然を大切にする国 に於いてもです。

私は 天国を知りませんが, 

天国の様だなあ とよく思います。

おかしな話ですが、、、

ここよりきれいな所って本当にあるのだろうか?

と 毎日思います。

 

この国は

歴史が長いのです.

物を大切にする 歴史です。

自然を大切にする 歴史です。

人々はこの国を愛しています。

I love Switzerland.

こう書かれたTシャツ

たまに見かけます。

I love Japan も あるのでしょうか?

誰かが来ているの見た事ありますか?

それは外国人だったりしませんか?

あなたは日本を愛してますか?

 

彼等の愛には歴史があります。

一人一人が

この国をとても愛しているのです。

あなたは 

日本 を 愛してますか?

 

人々は自然をとても大切にします。

自然が大切.自然が一番!

こちらに来た当初、よく耳にしました.

子供も自然が一番、

押し付けずに 遊びたければ遊ばせる。

学校も宿題などありませんでした。

勉強は学校だけで十分!ということで

子供達は暗くなる迄

外で遊んでおりました。

これでいいのかしら?

と心配でしたけれど

それでも 

「いってらっしゃい。」と出しました。

夏時間ですと、近所の子供たちは

夕ご飯の後も 又遊んでおりました。

 

人々は自然をとても大切にします。

無駄の無い様に、生活し、物を大切にします。

どっちが大切?

お金をセイブする事?

環境をセイブする事? 

そんな事は聞くまでもないのです。

スイスでは

環境保全の為ならば

何処かどうか

お金はでてくるのです。

 

どれだけ環境に尽くしているかという事をうたえば 

人々は納得して お金を出します。

たとえば 紅茶一つにしても  

ひと箱 180円と280円 で

全く同じ質 同じ量のものがあります。

普通なら当然 安い方を買う訳ですが、、、

スイスでは 高い方もなかなか売れるのです。

どうしてでしょう?

それは 高い方の会社は

現地の人々をできる限りよい環境で良い待遇で接し

地元にもいかに還元しているかをうたっています。

人々は機会あるごとに 

「私はこれを買ってる、

このメーカーは生産国の人々を人道的に扱っているから。」

ということになります。

 

お互いに 

環境の為に社会の為に 何をやっているかが

話題となる訳です。

お天気の話に加えて こういう話になるのはよくある事です。

 

全ての物を 一つの鍋に 例えてみる事ができます。

スイス人は

千円のアルミ製の鍋よりも

8000円のステンレス製を買うのを好みます。

そうすると一生使えるからです。

もし壊れても高いので

保証があります。

そしてそうする方が 

結局は安く上がる と考えます。

高いから、大事にします、

いつもきれいで、ピカピカです。

だから 壊れませんし、長持ちするのです。

無駄が ないのです。

 

こちらに来た頃は 驚く事ばかりでした。

昔、日本でよく聞いた 

とても便利そうに聞こえた 

 

「使い捨て」  

 

こちらでは それは =「無駄、環境汚染」

 

大きい声では言えない言葉です。

 

気がついてみると 公共の物程、

人々は大切に扱うのです。

其れは 

皆で使う物だからです。 

特に大事にしないといけないのです。

 

きれいな国を保つには 

プラカードもいけませんし、

建物もできる限り環境に適した物を

と要求されます。

 

そのスイスにも最近は

より良い暮らしの為に お金を使う人々が増えて参りました。。

より良い暮らしの為に お金を使う人々が増え 

伝統より 便利な生活 が好まれる様になり

自然は危なくなりました。

 

昔は自然は強い と思いました。

自然は逞しい 

などと 思ったものでした。

しかし今は 

 

お金の前では

自然は弱い物である事に

気がつきました。

 

スイスと言うと「リッチ」

と言われる方々がいます。

しかし 真の

スイスのリッチさは

堅実な国民性に

もとずいているのだとおもいます。

 

「まわりは何であろうとスイスはスイス。」

と、人々は自負しています。

 

こちらに来てからもう四半世紀になりますが、

ようやくこの国の真の豊かさが解って来た様に思います。

随分と時間がかかってしまいました。

 

私の道先案内犬の ジャキーに導かれ、

空の顔、

空気のにおい、

水の優しさ、

花のしぐさ、

森の声を 

知りました。 全てが 

新鮮に、和やかに、軽やかに 

流れているのを 知りました。

私も 知らずと 

一緒に流れているのを 知りました。

 

私に取って

台風と海は 怖いもの

自然は強く 

その前では人は弱いもの

子供の頃から

漠然とそう思っていました。

 

今はジャッキーに導かれ

自然は優しいことに 気がつきました。

自然と共に息をする事も おぼえました。

 

そして

スイスの人の 物を大切にする心も 

深く理解できる様になりました。

 

今頃になって 今更ですが

心の持ち方が

環境をつくる

スイス人が 

ずっと育んで来た

そんな 原点 にたどり着きました。

随分と時間がかかってしまいました。

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9:20pm の 7 月 3, 2012 にある 濵元 美保子 のコメント

空の顔、空気のにおい、水の優しさ、花のしぐさ、森の声、

なんて素敵な言葉でしょう!

中でも、花のしぐさと、水の優しさに感動します。

きょう雨の中、どうしても行きたいという娘に引かれて、霧島へ「森の声」を

聴きに行きました。

山の中の祠の後ろの木は、宇宙と通じている木だとか・・・・、

一瞬、雨がやみ、霧のかかっていた辺りに、はるか上の方から折り重なった

枝をすかして光がはいってきました。

霧の一粒一粒まで、只々ありがたく、言葉もなく、満足して帰途につきました。

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